株とFXはどっちがいい?その違いを徹底比較

株とFXをする人

 

株を始めたい、と思っている方は、一方でFXにも興味があると思います。どちらを始めようか迷っている方も多いと思います。株とFX、どう違ってどちらが儲かりやすいのでしょうか? そのあたりをご説明しましょう。

 

結論から言うと、どちらにもメリット・デメリットや向き不向きがあるので一概にどちらがいいとは言えません。ただFXで稼ぎ続けることは難易度が高いので、プロとしては安定的な『株の長期投資』をおすすめしています。長い目で見て、おそらく一番儲かるでしょう。

 

 

株とFXどちらが難易度が高いの?

株は企業業績を予想するゲームで、FXはチャートを読み、短期の利益を積み上げるゲームです。ですので、チャートの勉強をして心理的な側面もマスターすることができれば、FXは儲かる可能性が高くなります。一方で、ファイナンスや会計を勉強したことがあり、企業業績の予想に長けた人なら株は利益が出しやすいです。

 

・株は長期投資ではビジネスを勉強した人に有利。
・FXは、ギャンブル的な要素が強く、短期勝負のゲーム。

となります。難易度は勉強すればできるのが株で、ギャンブル的要素のあるFXでは、FXの方が難易度が高く難しいと言えるでしょう。

 

 

株とFXの取引システムの違うところ

チャート

株とFXは、ある資産(アセットクラス)を安く買って高く売れば儲けられる、という意味では同じです。しかし、システム的に異なった部分もあります。

 

@レバレッジ率の違い

レバレッジとは、テコという意味で、証拠金を担保にして資金の数倍もの取引を行うことをいいます。つまり「借金」して取引することを言います。

 

証券会社からお金を借りて、自己資金以上のお金を投資できれば、大きく儲けることができます。例えば株は自己資金10万円に対して3倍のレバレッジ(30万円を借りる)だと、儲けは3倍になります。これが株の「信用取引」と呼ばれる仕組みで、株の場合最大レバレッジ率は3倍です。

 

一方FXではこのレバレッジ率は、最大25倍レバレッジをかけることが可能です。つまり、10万円の自己資金に対して250万円を借りて投資が可能になるのです。これは25倍儲かることを意味しています。

 

株と比較すると8倍儲かりやすい計算になります(25÷3=8.33)。一見FXの方が儲かりやすい、と誤解を産むかもしれません。実際には「FXはレバレッジ25倍の場合、儲けは25倍、損も25倍」となってしまうのです(株はもちろん儲けも損も3倍)。

 

レバレッジ率の観点から言うと、FX は株より8倍儲かりやすく、8倍損しやすい。「リスク=価格変動」と捉えると、FXは株と比較して、ハイリスク・ハイリターンなのです。

 

 

A取引時間の違い

FX と株では、取引(トレード)できる時間帯が違います。FXは24時間地球のどこかで外国為替は取引されているので、いつでもマーケットは開いています。

 

それに対して、株は証券取引所が開いている時間帯でないと、約定ができません。つまり取引の成立が決まった時間しかできないのです(ネット証券で株の発注それ自体はできますが、希望の値段で買えたか(売れたか)がわからないのです)。

 

東証の場合、前場が9時から11時30分まで。後場が午後12時30分から3時までです。

 

 

B売買手数料体系の違い

株の場合、取引の度に手数料を徴収されるのが一般的です。これに対して、FXの手数料は現在大半のFX事業者が0円に設定しています。これは一見FXは手数料がタダ?と勘違いしてまうかもしれません。

 

実はFX の場合、FX事業者の収益となる実質的な「手数料」はスプレッドなのです。スプレッドとは、売りと買いの値段差のことで、例えば、あるものを100円で買って、101円で売れば、その1円をスプレッドと言って、事業者の儲けになります。

 

「FXのスプレッド=安く買って高く売るその差額のこと」

 

したがって、可能な限りスプレッド幅の狭い(小さい)FX事業者が「手数料が安い」事業者となります。

 

 

Cショート(売り)のしやすさの違い

株の場合、基本は買い持ち(ロング)で、ショート(売り)は信用取引口座を開く必要があり、そのための審査もあります。

 

それに対して、FXでは証拠金(保証金)を最初に入金し、取引の実態に応じて証拠金を増額して対処するため、このショートがシステムとして組み込まれています。

 

FXは米ドルの買いから入っても、売りから入っても問題ありません。株の場合は基本買いのみで、信用取引による売りは様々な制約があり、自由にできるわけではないのです。

 

 

Dそもそも本質的なシステムの違い

株は証券会社が、「委託売買の仲介者」として機能します。これは、我々投資家が株を買う場合、東証などの取引所に買い注文を発注する仲立ちを証券会社がする、と言う仕組みです。

 

それに対して、ほとんどのFXでは、FX事業者が直接投資家と売買の商いをします。OTC(店頭取引)と呼ばれる仕組みです。このため、多くのFX事業者は、投資家の便宜を図るため、様々なサービスを提供しています。例えばレバレッジ、取扱通貨、売買単位、スワップポイント、投資ツールなどは取引事業者ごとまちまちです。

 

(注)東京金融取引所が行なっている「くりっく365」と呼ばれる取引は、FXですが、OTC(店頭)ではなく、株と同じ取引所取引になります。

 

 

≪株とFXの特徴まとめ表≫

項目 FX

売買期間

短期/長期

短期

レバレッジ率

低(最大3倍)

高(最大25倍)

長期投資

儲かる確率が大きい

儲かる確証がない

リスク

低い

高い

メリット

長期で儲け

短期で大儲け

デメリット

経済の勉強が必要

短期で大損

取引時間

時間制限あり

24時間

取引形態

委託売買

FX事業者との相対取引

 

 

株の長期投資を初心者におすすめする理由

チャート

@株式市場は長期で上昇を続けている

株価は企業の業績や経済を反映する形で動きます。世界の株式市場全体は人口の増加と技術の発展に呼応し、右肩上がりで拡大すると考えられていますし、実際、過去100年以上、株価は長期的に上昇を続けています。ですから、株は明らかに長期投資では儲かりやすいのです。

 

一方、FXは、外国通貨の売買差益を稼ぐ取引になります。日本人の場合は、日本円が自国通貨ですから、日本円を売って、外貨(たとえば米ドル)を安く買い、外貨が高くなったら売って、その差が利益となるのです。簡単に言えば、ドルという外国通貨に投資するゲームです。

 

A外国為替レートの長期予想はできない

では、米ドルは、米国経済の発展で、長期的に日本円に対して上昇を続けるのでしょうか? もし、日本が人口の減少と高齢化によって国力が弱くなり、アメリカが人口の増加と経済の発展で国力が強くなれば、米ドルを買ってずっと持っていれば、黙っても儲かる計算です。

 

一見、ある国の経済が発展して国力が強くなると、その国の通貨は強くなるイメージがあると思います。しかし現実はそうではありません。ある国の経済力と通貨の関係は単純ではありません。

A国の経済力が強くなる ≠ A国の通貨が強くなる

このためFXで儲けを出すためには、為替レートの長期予想ではなく、チャートを読み、短期トレーディング(デイトレ)に徹するしかありません。対して株では、短期のデイトレも出来るし、数年以上寝かせる長期投資も可能です。

 

 

株とFXの違いをまとめると...。

株とFX説明する人

結局、FXは短期の投機であり、株は長期の投資に向いている、ということです。FXはリスクが株よりも高いので、大きく儲かる可能性も大損する可能性も株よりも高いです。

 

そしてリスクが高いので大抵の参加者は、負けて終わる、ということになりがちです。反対に株は短期では、同じようにリスクがありますが、長期投資であれば、経済の拡大とともに株価は上昇するはずなので、負ける可能性が低くなります。

 

短期で手っ取り早く大儲けしたいなら、FXがいいのかもしれないですが、大儲けする可能性は大損する可能性と紙一重だ、ということに注意してくださいね。確実性を狙うのであれば、株の長期投資が一番です。

 

このサイトでは、株の始め方を詳しくご紹介していますので、そちらもぜひ読んでみてくださいね^^

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